1991-09-25 第121回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
その構想は、ソ連邦が構成共和国から成る主権国家連合として再編成され、連邦機関は大統領を含め新たに選挙を行うものであり、今後のソ連の国家の中心は共和国となり、主権国家の連邦が必要であるということになっております。今後、新連邦条約締結の過程でロシア共和国を初めとする共和国の立場がさらに強まることもやむを得ない状況にありますが、このことに関連して次の二点をお尋ねいたします。
その構想は、ソ連邦が構成共和国から成る主権国家連合として再編成され、連邦機関は大統領を含め新たに選挙を行うものであり、今後のソ連の国家の中心は共和国となり、主権国家の連邦が必要であるということになっております。今後、新連邦条約締結の過程でロシア共和国を初めとする共和国の立場がさらに強まることもやむを得ない状況にありますが、このことに関連して次の二点をお尋ねいたします。
○政府委員(鈴木宗男君) 北方四島返還交渉の相手はだれになるのかという御質問かと思いますけれども、先ほど来答弁しておりますように、主権国家連合の構想のもとで外交面でも各共和国が相手程度の実質的役割を果たすものと考えられております。ただし、具体的問題について連邦と共和国の関係がいかなるものとなるかは現時点においてはまだ不透明であります。
この議論の中におきまして、今後の新しい連邦の形態といたしまして主権国家連合という考え方が基本的に承認されております。これによりますと、各共和国は新しい連邦であるその主権国家連合に参加するかどうかを自主的に決定することができる、こういう形態のようでございます。 このような主権国家連合の構想のもとで外交権がどのようになるかという点につきましては依然として不透明な部分がまだ大きゅうございます。
したがって、方向としては主権国家連合的なものに近い、あるいはそちらの方向に向かって検討が今なお続けられているのではなかろうかというのが現時点での私の感じでございます。
その場合、主権国家連合というようなことに移行していく場合に連邦と共和国との関係がどんなふうになるのか。例えば主権の主体はどちらになるのか。その主権の一部を連邦に預けるようなことになるのか。預けるとすれば連邦と共和国との関係で主権をどんなふうに分から持つことになるのかというようなことなどがまたもう一つの内容的なポイントになろうかと思うのです。 例えば外交権、対外関係はどこが主たる役割を果たすのか。
○政府委員(兵藤長雄君) 大きな方向としては、先ほど申し上げましたように、主権国家連合のような形のものにだんだんと大勢の意見が移りつつあるということは間違いないと思いますが、個々の具体的な問題、例えば軍の問題につきましては、いろいろな戦略兵器の管理はどうしても中央の管理にゆだねなければいけないだろうということがほぼ大勢のようでございますけれども、昨日出された決議案にそのことが書いてあったのに採択された
問題はそうすると、今回の多国籍軍がいわゆる主権国家としての多国であるのか、それとも全く新たに登場してきた、いわゆる国連活動として出されているのかという標識が一つ問題になろうかと思いますが、私はあくまでもこれは、主権国家としてのアメリカを中心とする二十八カ国なら二十八カ国の主権国家が多国籍軍というのを構成し、主権国家連合としてイラクという主権国家と戦闘行為に入っている、国際社会においては、法形式論でいえばあくまでも
新聞の伝えるところでございますけれども、主権国家連合を提唱して、そして新しい目標を設定した。主権国家連合という国家構造がこれからどういうものになっていくというふうにごらんになっているのか。軍事、外交の権限等についてもいろいろ言われております。同時に、ソ連の中における最大の共和国であるロシア共和国は、先般人民代議員大会で主権宣言をいたしまして、十三日ですか、主権宣言を最終決定したと聞いております。